2025年版秋月電子福箱
↓これまでの福箱
今年も去年に引き続き10000円の福箱一択でした。
今年の発売日は例年よりも遅く、当日完売とはなりませんでした。開店までの並び列は160ほどだったでしょうか?
用意された福箱の数は昨年と同じだと思います。
今回は内容物を調べていきます。既製品は分解などを行い、レビューします。 秋月電子で販売している部品についてはリンクを貼っときます。
現在秋月電子で販売されているかについては確認ミスがあると思うのであらかじめご了承ください。
それではいざ開封!!
現在秋月電子で販売されているかについては確認ミスがあると思うのであらかじめご了承ください。
それではいざ開封!!
※一度すべて出し、再び入れてから撮影しています。
やたら大きい箱が一つあります。
福箱の容積の約66%を占めています。お楽しみ袋を入れるスペースが無いので、今回の箱にはお楽しみ袋が入っていません。
それでは個別に見ていきます。
E-CALL ENTERPRISE IEC-901B
ソルダレス・ブレッドボード
電源ラインの色区別が無く、電源ライン部のボードを取り外すことができないタイプです。
個人的には電源ラインの色が付いている方が好ましいので、色を後から塗って使おうかと思います。ブレッドボードはいくらあっても困らないのでうれしいです。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
Pico Technology ADC-40
パラレル接続オシロスコープ 8bit 1ch 20Kサンプリング プローブ付き
パラレルポートに接続するタイプのオシロスコープセットです。
サンプリングレートが低いので活用するのは難しそうです。プローブは使えそうですね。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
分解してみると、シンプルな構成であることがわかります。
ADCはTIのTLC549Cが入っていました。
ルビコン 電気二重層コンデンサ 2.5DSA1900M51X135 DSAシリーズ 2.5V 1900F
とんでもなく大容量な電気二重層コンデンサです。
初めてこのコンデンサの存在を知った時は、静電容量の大きさに驚かされました。発売当初は3万円と手を出しにくい価格ということもあり、一種のあこがれのコンデンサでしたね。
用途を考えると、リチウムイオン二次電池で良いケースがほとんどなので、このようなコンデンサはどこで使われるのか不思議でなりません。
発売当初はリチウムイオン二次電池の技術が発展途上中だったため、大型大容量電気二重層コンデンサにもメリットがあったのでしょうか?
メリットは充放電管理が簡単なことと、寿命までの充放電サイクルが多いことでしょうか。
耐圧は2.5Vですが、充電電圧の最高値を2Vまでに制限し、さらに使用時のコンデンサ本体の温度を下げると、かなり寿命が延びます。
ともあれ、おもしろグッズであることには変わりないため、嬉しいですね。
非常用の懐中電灯とかに良さそうです。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
IBC-25E
モノクロカメラ CCD(ピンホールレンズ)
NTSC出力のモノクロカメラです。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
Goldmaster & Everstep Development Limited
シリコン太陽電池モジュール(1V500mA) ETMP500-1V
・D級オーディオアンプ
・ユニバーサル基板
片面ガラスユニバーサル基板 Aタイプ 0.8mm厚 AE-6(0.8L)
・オペアンプモジュール
・GPSレシーバ
・ガイガーカウンタ
・2.4GHz無線LANアンテナ
・小型コンピュータボード
・Arduino Yún互換ボード
・Arduino ディスプレイシールド
・特定小電力無線ユニット
https://web.archive.org/web/20180420045258/http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01914/
・ロジックアナライザ
中身が気になるので分解します。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
モールド樹脂が変色しています。
10W+10WステレオD級アンプモジュール (USBI/F付き)
D級アンプICのTA1101BとUSB DAC ICのUAC3552Aが乗っています。
基板上にはAppleの文字があり、AppleのUSBスピーカM7963に使われているアンプモジュールらしいです。
ちょっと改造することで、USB接続 D級アンプが作れます。
↑現在、秋月電子で販売されています。
片面ガラスユニバーサル基板 Aタイプ 0.8mm厚 AE-6(0.8L)
薄厚のユニバーサル基板です。
↑現在、秋月電子で販売されています。
アナログデバイセズの低歪オペアンプAD797Bを2個入りオペアンプ相当にするモジュールです。
変換基板のふちが当たってしまい、若干斜めに実装されています。
GPS-54型GPSレシーバーモジュール GPS-54D(B)-014
L1C/A (1575.42MHz±1MHz C/A コード)の受信ができます。
↑現在、秋月電子で販売されています。
TENMARS ガイガーカウンタ TM-91
GM計数管が入ったガイガーカウンタです。
放射能を見つけるのに便利そうです。
↑現在、秋月電子で販売されています。
黒い熱収縮チューブの中にGM計数管が入っています。
PIC18F45J10-I/PTが使われています。
一応カウントしていますが、正常動作しているかは不明です。
Joymax ICX-6010RSXX 指向性 2.4G帯無線LANアンテナ (開閉式・RPSMA)
指向性のある2.4G帯無線LANアンテナです。
技適を受けていないため、このまま使用すると電波法に抵触する可能性があります。
↑現在、秋月電子で販売されています。
構造はシンプルです。
LinkSprite pcDuino V2 an MiniPC with Arduino
Linuxが走るマイコンボードです。
SoCはAllwinner A10 (ARM Cortex-A8)が使われています。
ボード上のフラッシュメモリにあらかじめLinuxが入っています。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
dog hunter Linino ONE+dogRJ45 dogUSB
Lininoわんわんハントセット
Arduino Yún 互換ボードです。
ATmega32u4とAtheros AR9331が乗っています。
AR9331でLinuxを走らせてWi-FiやUSB関係の制御ができます。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
・Arduino ディスプレイシールド
4D Systems
4D ARDUINO ADAPTOR SHIELD
Arduinoに4D Systemsのディスプレイを接続するためのシールドのようです。
ディスプレイが無いので、これだけあっても特にできることはありません。
↑現在、秋月電子で販売されています。
立山科学工業 特定小電力無線ユニットAKU-67 2台セット
ユニット同士を2400bpsの速度でデータのやり取りができます。
通信速度が遅いことや暗号化がされてないこともあり、使いどころは限られてきますが、面白そうなモジュールです。
周波数は420MHz帯で、見とおし100mくらいは飛びます。
連続送信時間は40秒以下、休止時間2秒以上必要です。
技適を受けているので、STD-T67の範囲で問題なく使用できます。
↑過去に秋月電子で販売されていました。
一度分解してしまうと、技適の再認証が必要となるため、分解しません。
ロジックアナライザ 140Mビット70ch1GHzmax LAP-B(702000X)
ZEROPLUS LAP-B(702000X)
ZEROPLUSの高級ロジアナです。これは大当たりですね。
入力チャンネル数が32チャンネル、帯域幅200MHz、最大1Gサンプル/秒と申し分ない性能です。
当方はシンセサイザの解析やデジタル系のICの解析をよく行うので、これは非常にありがたいです。
付属CDのデバイスドライバは古いため、Windows10等では使えませんでしたが、メーカーサイトから無事にデバイスドライバを入手出来ました。
ただ、Windows10でソフトを動作させると、一部不具合があるので、Windoes7あたりで使うのが良いと思います。
プロトコル解析もできるようなのですが、なぜか使えませんでした。まあ波形が見れるので良しとします。
ALTERAのFPGA Stratix Ⅱ EP2S15F484C3N
18bit乗算器を48個、DSPを12個内蔵したりしているハイエンドなやつです。
DV4128B 詳細不明
パッケージ的にフラッシュメモリっぽいです。
SN74LVT16245B 16bit双方向バスバッファ
CY7C1440AV33-250AXC
250MHz 1M x 36bit パイプライン同期SRAM
はんだボールやはんだくずがかなり付着しています。
高価な測定器だけあって少し不安になります。
ZEROPLUSのロジアナを持っている方は、一度分解してこれらを取り除いた方が良いかもしれません。
はんだごてを当てる時間が長すぎて、フラックスが抜けてしまったようなはんだくずです。