電子機器の分解一覧
SANYO STKシリーズ ハイブリッドICの分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
三洋STKシリーズは「IMST(絶縁金属基板技術) ハイブリッドICs」の一つです。
特にSTKシリーズは厚膜ハイブリッドICであり、耐圧や扱える電力が高いシリーズです。
このSTKシリーズといえば、かつてはAV機器にこぞって使用されていました。
特徴的なパッケージなので、アンプを覗いて判別していた方もいるでしょう。
STKシリーズ = オーディオパワーアンプというイメージが強いですが、一部ではアンプ以外のパワー系ドライバとしたものも存在します。
今回はSTKシリーズ ハイブリッドICをいくつか分解してみました。
・STK4028Ⅹ
モノラルオーディオパワーアンプ
Po = 30W
THD = 0.018%
出力段のパワートランジスタです。
チップ自体は2.7mm角ほどですが熱容量を稼ぐために10mm角*2.5mmの金属片が取り付けられています。
出力段のパワートランジスタです。
出力段のパワートランジスタです。
・STK4122Ⅱ
ステレオオーディオパワーアンプ
Po = 15W
THD = 0.3%
出力段のパワートランジスタです。
チップ自体は2.0mm角ほどですが熱容量を稼ぐために8.0mm*6.5mm角*2.5mmの金属片が取り付けられています。
・STK4151Ⅴ
ステレオオーディオパワーアンプ
Po = 30W
THD = 0.08%
出力段のパワートランジスタです。
チップ自体は2.7mm角ほどですが熱容量を稼ぐために10mm角*2.5mmの金属片が取り付けられています。
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