電卓 三和プレシーザ Precisa GS-12M 卓上計算機の分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
電子機器分解シリーズです。
本機は12桁の電卓(卓上計算機)です。
表示部はGS-12で使われていたエルフィン管?エイトロン管?ではなく蛍光表示管が使われています。
計算を担うロジック部のICはまとめられて3つとなっています。
「MA8603 0528」 三菱 詳細不明 MA8603
多くの端子がMA8604やMA8605へ接続されています。
CPUに相当するロジックが入っているのでしょうか?
「MA8605 0513」 三菱 詳細不明 MA8605
VFDセグメントドライバ兼キースキャンドライバとして使っている2個のTM4352Pへ接続されています。
役割的にIO担当でしょうか?
「MA8604-03 9080」 三菱 詳細不明 MA8604-03
MA8604の後ろの数字は別のバージョンのものも存在します。
MA8603とMA8605は、他のメーカの電卓にも採用されています。
これらの電卓にもMA8604が使われていますが、後ろの数字は異なることが多いです。
各社電卓の機能が微妙に異なることから、MA8604はROMもしくは機能ごとに合わせたカスタムゲートの可能性が高いです。
「TM4352P メ」 東芝 TM4352P 6回路入りトランジスタアレイ
ICのロット捺印がカタカナです。"ヌ"にも見えますが"メ"の上に棒があります。
「M58602-81 0532」 三菱 詳細不明 M58602-81
VFDエレメントドライバとして使っている2個のTM4352Pへ接続されています。
7セグデコーダでしょうか?
「M58212P 1311」 三菱 詳細不明 M58212P
M58602の端子のいくつかはM58602へ接続されています。
「C372 O」 東芝 2SC372-O NPNトランジスタ VCE:30V IC:100mA
「C1014」 三菱 2SC1014 NPNトランジスタ VCE:40V IC:1.5A
「A628A」 三菱 2SA628A PNPトランジスタ VCE:-60V IC:100mA
足が金メッキされています。
「FUTABA DG10Q1」 双葉 DG10Q1 VFD 7セグ 蛍光表示管 グリッド付き
伊勢電や双葉の単管VFDの型番英字2文字の後ろの数字は管径を表していることが多いです。
このVFDのフィラメント電圧は管1つにつき0.7~0.8Vほどです。
12個のVFDのフィラメントはすべて直列になっています。
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