ミュージックバード MDR-2000の分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
CS-PCM用のチューナーです。高音質?な音声放送を聞くための装置のようです。
カタログ
基板のシルクには「MDR-1000」と印字されているのでMDR-1000と使用している部品はほぼ同じでしょう。
XilinxのCPLD 「XC9572」 が2つも乗っています。
1MbitのSRAM 「LP621024DM-70LL」も2つありますね。
FIFOメモリ 「IDT7201」も2つあります。
256 x 9bitです。
面白そうな使い道が思い浮かびませんが買うと地味に高いやつです。
4Mbitのフラッシュメモリ「TMS29F040-90C5FML」はおそらくフォントデータなどが入っていると思います。
USBコントローラ OKI「ML60851D」が乗っているのも地味にうれしいです。
使用例は少ないですが、書籍があるので使えそうですね。
ディップスイッチは、3番をONで店頭デモ、7、8番をONで調整モードに入ります。
メインコントローラとして日立のH8マイコン H8/3006 「HD6413006F20 3E1」が使われているようです。
CPU : H8/300
RAM : 2KB
マスクROMナンバーが入っていますがデータシート上ではROMレス品のため、再利用はできると思います。
まあ外付けROMはいろいろ面倒なのでおそらく使わないでしょう。
上のICはNECのアナログマスタ「μPC5022GT 085」です。
NPN Tr : 476個
PNP Tr : 416個
仕様が分からないので再利用は無理そうです。
アナログマスタ セレクションガイド
DACは旭化成の「AK4319AVM」が乗っています。
18bit 48KHz 8倍オーバーサンプリングフィルタ付きのようです。
オペアンプはNEC 「μPC4558G2」が使われています。
電解コンデンサはJAMICON製ということもあり、アナログ回路回りの音質にはあまりこだわっていないのでしょうか?
電解コンが接着剤で付けられています。
スペース的に厳しかったのでしょう…
NECのアナログマスタ「μPC5020GT E11」です。
NPN Tr : 260個
PNP Tr : 224個
仕様が分からないので再利用は無理そうです。
アナログマスタ セレクションガイド
NEC μPD63991AGF
データシートが見つからず、仕様は不明です。
12桁のIDナンバーシールが付いていたので、おそらく復号化関連のチップでしょう。
240 x 36ドットでSRAM付きなので使いやすそうです。
使用例もあるため、これは使えそうですね。
データシートが見つからなかったので、似た仕様のVFD「GP1063A01A」のデータシートのリンクを載せておきます。
ドット数や電源電圧が違うので注意してください。
コマンドはおそらく同じだと思います。
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