2023年7月31日月曜日

3端子圧電スピーカー

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3端子圧電スピーカー

3端子圧電スピーカーはフィードバック用に端子を追加したもので、外付けのトランジスタ1個と抵抗数個で自己発振させて発音させることができます。

簡単な回路で発音できるため、昔はそこそこ使われていました。
発振周波数は外付け抵抗やスピーカーケースなどで決まるため、ほぼ固定となり、曲の演奏はできません。

現在は、マイコンからの出力で発音させるのが当たり前なので、3端子圧電スピーカーはめったに見られません。



今回は、その3端子型圧電スピーカーの電極を基盤としてトランジスタや抵抗をのせたモジュール型のブザーを入手したので、分解してみました。

見た目はよくある2端子型の圧電スピーカーです。


分解してみると、トランジスタ1個と抵抗3個が圧電スピーカーに直接はんだ付けされています。


電極の真ん中へ伸びている細いパターンがフィードバック用の圧電素子領域です。圧電効果により電圧が発生します。
その周りの不定形な電極面が圧電スピーカーとして電圧を印加している領域です。


圧電スピーカーの電極を基盤として使用しているため、基本的にすべての端子がグランド間と容量を持っています。もちろん圧電効果による影響もあります。外周を配線として使うことで影響を抑えているのでしょうか?


回路は単純です。
青の点線は結合している容量分です。

















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