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トビラフォン TBLP-V03P-TFの分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
電子機器分解シリーズです。
トビラフォン TBLP-V03P-TFは迷惑電話の着信を拒否することができる機器です。
迷惑電話の番号が記録されたデータベースを電話回線を通じてダウンロードし、迷惑電話かどうか判定します。
マイコンはSTのSTM32F207が入っています。
地味にスペックが高いマイコンを使っていますね。
このモデルはインターネット回線モデルではないため、RJ45コネクタの実装は省かれています。
「STM32F207VET6」 ST 32bit ARM Cortex-M3 120MHz Micro Controller
Flash:512KB、RAM:128KB
イーサネットコントローラ入りです。
「52AG3 MV3581」詳細不明 オペアンプ?
「CPC5712U」 Voltage Monitor with Detectors
UARTやJTAGと書かれたデバッグ用のコネクタを取り付けられるパターンがあります。
良くも悪くも日本製らしさがありますね。
ちなみに、UART端子の配置は左から「RX」、「TX」、「GND」となっています。
UARTコネクタパターンの少し上の抵抗R49ならびにR50が実装されていないので、適当に1KΩくらいの抵抗を付けてあげるとUARTコネクタを通じて通信ができます。
ボーレートは115200です。
TOPPERS/ASPというRTOSが動いているようで、いろいろなデバッグメッセージが見れます。
起動時に「許可」「拒否」ボタン同時押しでデモモード(4)、上下ボタン同時押しでファクトリテストモード(5)に入ります。
なお、改造したものを技術基準適合認定されない状態で、電話回線等の電気通信事業者のネットワークに接続し利用することは違法なので注意してください。
・基板裏面
「LITELINK CPC5622A」 CPC5622A Phone Line Interface IC (DAA)
電話番号とか入れておく用のフラッシュメモリでしょうか?
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