2024年8月22日木曜日

秋月電子 お楽しみ袋 謎部品コレクション

 
↓これまでの福箱・お楽しみ袋


ここには、秋月電子のお楽しみ袋に入っていた謎部品や型番が分かりにくい部品の画像を載せています。

秋月電子のお楽しみ袋には、よく仕様不明の謎部品が入っています。
情報収集および部品解析して謎部品を活用するのが醍醐味となっています。
当方もいくつかの部品を簡単に調べてみたりしていますが、依然謎が多いパーツばかりです。

現時点で仕様が分かる部品はかなり少ないです。
情報をお待ちしています。


・半導体系(IC)


TAXAN KS-3181
加賀電子 TAXAN KS-3181 
S-DIP64の謎ICです。遊技機用のICでしょうか?
お楽しみ袋に入っている確率が高いです。

使い方を調べてみたことがあるので、気になる方は↓の記事を見てください


・MB606813
MB606813
S-DIP64の謎ICです。詳細不明です。
富士通のゲートアレイでしょうか?


・TAXAN KY-3201P SGC

加賀電子 TAXAN KY-3201P SGC
DIP20の謎ICです。詳細不明です。
このICの解析の結果音源ICということがわかりました。
4チャンネル+ノイズ1音
https://oykenkyu.blogspot.com/2019/06/ky-3201p-sgc-psgic.html


・PALCE16V8Q-25PC/4 PIQUET
AMD PALCE16V8Q-25PC/4 PIQUET
謎部品としてくくるのはおかしいですが一応載せておきます。

PLDの一種で、ちょっとしたロジック回路を作ることができます。
PALCEはPALとは違い、再書き込みすることができるようです。
「PIQUET」と後からマーキングされているので何かしらの回路が書き込まれていると思います。


・XILINX XC7354 15C
XILINX XC7354 PC68ACK9821 15C
XILINX XC7354PC68ACK9733 15C

XILINX社のCPLDです。
「15C」と後からマーキングされているので何かしらの回路が書き込まれていると思います。
残念ながらワンタイム品のため、書き換えての再利用は出来なさそうです。


・PULSE SONY CXD8567AN
PULSE SONY CXD8567AN
SOP28のx8 オーバーサンプリングデジタルフィルタ付きDACです。高級なオーディオ機器などに使われていたようです。
データシートはありませんが、ピン配置はCXD2565Mと似ています。
CDP-C360ZやMDS-B5などに使われているので、活用する場合はサービスマニュアルを参考にすると良さそうです。

↓回路など



・PULSE SONY CXD8607N
PULSE SONY CXD8607N
56ピンのADC / DAC ICです。高級なオーディオ機器などに使われていたようです。
TA-E9000ESやMDS-JE520などに使われているので、活用する場合はサービスマニュアルを参考にすると良さそうです。

このパッケージの中に3つほどダイが入っています。


・151
日立 151
24pinの謎ICです。
詳細不明です。


・8CJC  8CHN  8CHF (型番不明)
8CJC 501
8CHN 991
8CHF 373
WSON10パッケージの謎ICです。
MonolithicPowerSystems (MPS)のコンバータICに似たような型番があります。
"8CJ"までは型番に応じたマーキングコードで、後ろの1文字がデートコードでしょうか?
下の3文字はロット番号でしょう。



・0026A2
0026A2
A03
740K

謎のTSOP20のICです。
ダイを観察してみると、
NEC
D790026
とありました。"90026"の部分は他レイヤーで"88888"と埋めてあるので非常に見にくく、間違っているかもせ入れません。
ROM領域とRAM領域があるので、おそらくマイコンでしょう。
78K0マイコンっぽい感じもします。


・E.9

東芝 ワンゲート SPST アナログスイッチ TC7S66FU

マーキング : E.9      E 9      E9
端子数 : 5
パッケージ : SSOP5-P-0.65A

-|4   3|-
 |    2|-
-|5   1|-
1 : IN/OUT
2 : OUT/IN
3 : GND
4 : CONT ON/OFF
5 : VCC





・851A1487
ROHM 851A1487 PRM851A IrDA Ver.1.0 赤外トランシーバ
謎部品ではないですが、型番が分かりにくそうなので載せておきます。
↑秋月電子でこの部品を使用したモジュールが販売されています。



・謎のモジュール (2023冬のお楽しみ袋に入っていました)
4端子の謎センサー?です。
赤外線関係の部品でしょうか?
詳細不明です。


・GL-2183
富士通 GL-2183
謎のハイブリッドICです。
削ってみるとロジックICがいくつか入っていました。


27A 801
27A 801
謎のハイブリッドICです。
削ってみるとロジックICやアナログスイッチ?が入っていました。


・半導体系(IC以外)




5S
パナソニック 2個入り NPNトランジスタ エミッタ共通 XN01504 (XN1504) 
2SD1915Fが2つ入っています。
Vce : 20V
Ic : 300mA
PT : 300mW

マーキング 5S 7.2 
端子数 : 5
パッケージ : SOT23-5 SC–74A


-|1   5|-
 |    4|-
-|2   3|-
1 : トランジスタ1 C
2 : トランジスタ2 C
3 : トランジスタ1,2 E
4 : トランジスタ2 B
5 : トランジスタ1 B


・H Y
ルネサス NchMOSFET 2SK1772
2SB1197Kとコンプリメンタリ
VDS : 30V
ID :1A
Pc : 1W
マーキング : HY
端子数 : 3
パッケージ : SC-62 (UPAK)
↑過去に秋月電子で販売されていました。



・Y R
パナソニック NPNトランジスタ 2SD0874, 2SD874
2SB0766 2SB766とコンプリメンタリ
Vce : 25V
Ic : 1A
PT : 1W
hFE : 120~240 Rランク
マーキング : Y R
端子数 : 3
パッケージ : SC-62


・R25

NEC NPNトランジスタ 2SC4226
RF用トランジスタです。
Vce : 20V
Ic : 100mA
PT : 150mW
マーキング : R25
端子数 : 3
パッケージ : SC-70




NEC 12D
NEC 12D AC12DSM
400V 12Aのトライアックです。
型番がわかりにくいです。


NEC P2M
NEC P2M 03P2M
200V 300mAのトライアックです。
型番がわかりにくいです。


・2229 6802
2229 6802
謎のハイブリッドIC?(実装されているのはSOT-23-3一個のみ)です。
特性はJFETに近いです。

・Z221


新電元 ダイオードブリッジ Z221 S1ZB20
VRM : 200V
Io : 0.8A
マーキング : Z221 Z22
端子数 : 4
パッケージ : 1Z

・Z30
Z30
謎のダイオードです。アバランシェダイオードでしょうか?



・4 78
4 78
謎のショットキーバリアダイオードです。
富士電機っぽい見た目をしています。

・GC

東芝 GC U1GC44 一般整流用ダイオード 400V 1A


・A
ROHM A 1SS355 80V 100mA 小信号スイッチングダイオード
マーキング A 


・S3
東芝? ショットキーバリアダイオード 1SS388
VR : 40V
Io : 100mA
PT : 150mW
マーキング : S3
端子数 : 2
パッケージ : 1-1G1A




・945 RDBB

↑中身
945 RDBB
LittelfuseのTVSダイオードでしょうか?


・806  または 908

三洋 2個入り ショットキーバリアダイオード FC806
SB01–05Cが2つ入っています。
VRRM : 50V
IF : 100mA

マーキング 806   (908にも見える)
端子数 : 5
パッケージ : SOT23-5 CP5

-|1   5|-
 |    4|-
-|2   3|-
1 : ダイオード1 K
2 : ダイオード2 K
3 : N.C.
4 : ダイオード2 A
5 : ダイオード1 A



・1104B12
1104B12
謎の受光素子です。
フォトダイオードかもしれません。


・謎の受光素子 (2018年のお楽しみ袋に入っていました)
フォトダイオードっぽいです。

・LED

・謎LED➀
詳細不明  表面実装 RBGBR アノードコモンフルカラーLED サイドビュータイプ

謎のフルカラーLEDです。
昔の携帯電話等で良く使わ定そうなタイプのLEDです。

ピン配置は画像右からRBGCBRです。



・その他

・622A KSS (2025年のお楽しみ袋に入っていました)


622A 8D KSS

8端子の表面実装セラミックパッケージの部品です。開封してみたところ、どうやらSAWフィルタのようです。
調べてみると、光ファイバー用IF段622.080MHzのSAWフィルタSF9148B622M08C622A00のようです。
クリスタルオシレータならまだしも、高周波のSAWフィルタですと使いどころが限られてきそうです。




・コンデンサ

・謎コンデンサ➀
日本ケミコン W 特注品 電解コンデンサ 350V 100μF 105℃
メーカーが依頼した特注品のため、仕様は公開されていません。



・謎コンデンサ Tracon

Tracon RAHシリーズ 50V 22μF 105℃
見た目は割と新しめですがほとんど情報が無く、詳細不明です。


・48T 470 10A  48T 100 16A
サン電子 SUNCON EP-cap HVA シリーズ 導電性高分子ハイブリッドタイプアルミ電解コンデンサ  -55~105℃
コンデンサのマーキング最上行はロットNo.、右下のAはシリーズを示しています。

10V 470μF 10HVA470M
ESR : 16mΩ
定格リプル : 3650mArms(100kHz,105℃)
↑過去に秋月電子で販売されていました。

16V 100μF 16HVA100M
ESR : 22mΩ
定格リプル : 2290mArms(100kHz,105℃)
↑過去に秋月電子で販売されていました。



・基板

・謎トランス 09112
詳細不明品トランス 高圧トランス 09112
八潮店のアウトレットで販売されていた謎トランスです。
メーカ―型番等の捺印は無いです。「高電圧注意」とあるので、イグナイタ用トランスでしょうか。

巻き数比は約1:150で、1次側が10μH@10KHz 0.2Ω@DC、2次側が224mH@10KHz 1KΩ@DCです。
被絶縁型・開磁路型のトランスです。漏れインダクタンスが多いので、共振させて使うのが良いのでしょうか。


・ポリスイッチ、リセッタブルヒューズ

・P 30V 800U EB3C
ポリトロニクス(Polytronics Technology) RLD 30P UF Series RLD30P800UF リセッタブルヒューズ ポリスイッチ エバーヒューズ EVERFUSE 30V 8A
ホールド8A,トリップ16A@23℃
ホールド4.16A@85℃




Polytronics Technology RLD 30P UF Series RLD30P400UF リセッタブルヒューズ ポリスイッチ エバーヒューズ EVERFUSE 30V 4A
ホールド4A,トリップ8A@23℃
ホールド2.08A@85℃


Polytronics Technology RLD 60P XF Series RLD60P110XF リセッタブルヒューズ ポリスイッチ エバーヒューズ EVERFUSE 60V 1.1A
ホールド1.1A,トリップ2.2A@23℃
ホールド0.44A@85℃




・バリスタ

・TNR G471K
日本ケミコン バリスタ Gシリーズ TNR G471K TNR7G471K
使用電圧:AC300V、DC385V


・リレー


・SSP-4A05

3U SANYU リードリレー 詳細不明 SSP-4A05 RFA SSP-4A05RFA
水銀リードリレーかもしれません。





・基板

・AE-TONE CONT
AE-TONE CONT 10NC06
何かのキットになる予定だった基板でしょうか。
2回路入りオペアンプを1つ使用したBAXANDALL型トーンコントロール回路です。

↓この基板を使ったトーンコントロール装置を作ってみました。



・NetworkDevice(ネットワークデバイス) ANAPI3710 NAPIベーシック(3710)

品番: ANAPI 3710  NAPI ベーシック(3710)
NetworkDevice(ネットワークデバイス)
株式会社アーガイルホームテック

RABBIT 3000シリーズの8ビットマイコンのAT56C55-UL2Tが乗っています。
RABBIT 3000はレジスタ配置や命令がZ180やZ80と似ており、一部のレジスタの追加や命令の違い以外は互換性がありそうです。


秋月電子販売されているラビット・イーサーネット開発キット RCM3720の前バージョンのRCM3710 20-101-1328だと思います。
↑ラビット・イーサーネット開発キット RCM3720

RCM3710 20-101-1328製品ページ








・東芝謎基板 (2025年のお楽しみ袋に入っていました)






DCJC0018202
Z-PWB

主にフォトダイオード、赤外線人感センサ、赤外線リモコンレシーバ、圧電ブザーが乗った基板です。
SANYOのオペアンプのLA6358Nも実装されています。このオペアンプはフォトダイオードと接続されています。

スイッチ付近のシルクには"6分"、"3分"、"確認用"、"消灯"、"点灯"、"1CH"、"2CH"と書かれています。
調べてみると、東芝の人感センサ付きリモコン式調光モジュールDF-20203MZDの基板の可能性が高いと分かりました。
マイコンは乗っていないので、これだけでは特に何もできません。



・ニチコン謎基板 (2025年のお楽しみ袋に入っていました)


真ん中のコネクタの左側が電源-、右側が電源+、左右のコネクタがそれぞれの冷陰極管へ接続


ZSAZ209DA
209-A K-F01-154-A11
冷陰極管蛍光灯用インバータ基板です。秋月電子で2枚200円で売られていたもののようです。
構成はZVS共振インバータ(Baxandall回路)に定出力回路を付加したものが2系統用意されています。高圧側の出力電流をフィードバックして一定の出力を得るタイプです。
Baxandall回路の電源をバックコンバータで作ることで、出力を調整しています。
この手の手法は調光付き冷陰極管蛍光灯用インバータによく見られます。
バックコンバータのPWMコントローラはTL5001CPが使われています。

基板の電源部のコンデンサの耐圧が35Vなので、電源電圧は~24Vあたりでしょうか。
フィードバックがかかっているので、電源電圧を上げても出力は増えません。
見た感じ15インチくらいのモニターに使われていそうなものなので、冷陰極管蛍光灯の長さ的には20~40cmのものが適正範囲でしょうか。



・その他小物



6本用 2A 超急速スイッチング方式充電器 LPCS RAPID CHARGER「VCSA2H」

https://web.archive.org/web/20091018072819/http://akizukidenshi.com/catalog/g/gK-00156/
↑過去に秋月電子で販売されていたようです。

https://web.archive.org/web/20091130004345/http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01429/
↑中の基板単体も過去には販売されていたようです。

↑中身の画像

多くのお楽しみ袋に入っている謎バッテリーチャージャーです。
本体の色のバリエーションが2つほどあるようです。
mosfetやトロイダルコイルなどが入っているので部品取りとして使えそうです。








 
↓これまでの福箱・お楽しみ袋





//nazo


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