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ユピテル レーダーディテクター Super Cat X-93の分解
注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
電子機器分解シリーズです。
本機はオービスから発せられる電波を受信して警告音を出す装置です。
いわゆるネズミ捕り器探知機です。
ドップラー効果を利用して速度を検知するタイプのオービスの電波を検知することで、オービスの存在を知らせます。このレーダー探知機は、移動体検知センサー用特定小電力機器用のXバンド(10.525GHz帯)とKバンド(24.15GHz帯)を検知するタイプです。
レーザー式やループコイル式、光電管式のオービスには対応していません。
MCUはNECのμCOM-75Xファミリ μPD751XX (μPD75104GF-788)が入っていました。
ICの生産年は1993年のものが多いです。
「TY4M0920 D75104GF788」 NEC μPD75104GF-788 μPD75104 μCOM-75Xファミリ 4bit マイクロコンピュータ マスク番号:788
ROM : 4k x 8bit
RAM 320 x 4bit
「TYVS610 8802」
PCMサウンド再生ICです。
内部のROMに記録された録音データを再生できます。
アラーム音やメロディや音声が記録されています。
"危険です"
"速度を落としてください"
「LA1145」 三洋 LA1145 FM IF検波IC
FMラジオ検波ICです。
本来は、10.7MHzの中間周波数へ変換されたFM音声を検波するためのICです。
このレーダー探知機では、受信波→中間周波数→検波→受信レベルの検出という流れをとっています。
金属カバーの下にはRF周りの回路が載っています
右下の青いのがPCM再生LSI用の800kHzセラミック振動子です。
左下の茶色いのが10.7MHzの帯域通過セラミックフィルタです。
MCU用の4.00MHzのセラミック振動子です。
RF受信アンテナです。
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