注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。
電子機器分解シリーズです。
本機は床暖房用の埋め込み温調コントローラです。
本体内部の温度センサと設定温度を比較して、床暖房ヒータをONOFFします。
PTC方式の床暖房のほかに温水式の床暖房にも使えるらしいです。
24時間の間に2コマ分のONOFFができるタイマー機能もあります。
本来の用途とは違いますが、設定温度より環境温度が高いと機器がONとなるよう、出力を反転させるリレーを使えば換気扇用コントローラにも流用できそうです。(もしやる場合は、自己責任でお願いします。配線して結線するには電気工事士の資格が必要です。)
単純なタイマー機能だけを使いたい場合は、本体内部の温度センサをつぶせば良いでしょう。
見た目が類似している製品が複数ありますが、裏面の銘鈑と中身は同一でしょう。
裏面の銘鈑の型番 : Yamatake RFT70A301M05
表面の型名
・)TER( RC-7
・パセロ200V RFT-1
・メイン基板
「RICHO 316A」 リコー RS5C316A RTC
「3773 0028」 富士通 MB3773PF WDT付きリセットIC
・メイン基板裏面
「M38223M4M286FP」 三菱 M38223M4M-286FP 38000シリーズ 8bit MCU マスク番号:286
LCDコントローラ付きのマイクロコントローラです。740ファミリのCPUが入っています。
マスクROM品のため、再利用は難しそうです。
SRAM : 512B
ROM : 16KB
・リレー・電源基板
ヒューズ等が入っている気配がないです。
Xコンやバリスタはヒューズ等無しに商用電源に直結されているため、ちょっと危ないですね。
特に雷等でバリスタがショートモードで故障した場合、経路の配線の焼損やバリスタの発火の危険があります。
この機器を使う場合は、1~3A程度のヒューズを追加で入れた方が良さそうです。
Xコンとバリスタの黒い線をヒューズに変更することで、Xコン以外の部分の過電流を保護できます。
電源は古典的な二石RCC方式のスイッチング電源です。
リレーはOMRONのG2R-1A-E (抵抗負荷16A)が使われています。
・リレー・電源基板裏面
大電流が流れる箇所は銅線が追加されています。
・通信コネクタ部
通信方式は不明です。
2線式の半二重通信方式です。発停入力ができるらしいです。
・通信コネクタ部裏面
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floor heating
controller
disassembly
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