2025年3月22日土曜日

Panasonic 家庭用 SDカラオケマイク カラオケ DO KARAOKE SY-MK7の分解

 
三洋 家庭用パーソナルカラオケ ON STAGE オンステージ Z-PK11G(S)の分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


電子機器分解シリーズです。

本機はマイク型の家庭用カラオケマシンです。
マイクの柄の部分に装置を詰め込んでいます。

SDカードを取り付けることで、曲の追加やUSB接続によるダウンロード曲の保存ができます。

SDカードにSMFを入れることで、任意の曲を演奏できます。


曲の反映方法は以下の通りです。フォーマット済みのSDカードを挿入後、新しいディレクトリが作られます。トップディレクトリにSMFを配置します。
1. メニュー長押し
2. 十字セレクトボタンを押してLEDの表示が「6-1」にし決定を押す。
3. 十字セレクトボタンの→を押して決定を押し、少し待つ。(エラーが出るが無視)
4. 十字セレクトボタンを押してLEDの表示が「5-1」にし決定を押す。
5. 十字セレクトボタンの→を押して決定を押す。




この手のカラオケマイクは類似品が多くあり、中身がほぼ同じということも多くあります。
三洋のカラオケマイクであるオンステージの場合、音源LSIが別途用意されていますが、このカラオケマイクはDSPが音源も担当しています。


ICの生産年は2004年台が多いです。

メインコントローラはTIのDSP TMS320DSC25 (ARM7内蔵)が入っていました。



「DSP TMS320DSC25 CB 49A36RJ」 TI TMS320DSC25 ビデオ処理用DSP
DSPコアC54xTMと32bit ARM7 コア、プログラマブル画像処理チップ(iMX)が一体となったSoCです。

カラオケの映像処理や音源も含めた音声処理を担当しています。
オンステージ系のカラオケでは音源は別チップとなっていますが、音源もDSPで構成しているようです。
DSPを最大限活用している点では良いのですが、残念ながらMIDI音源モジュール化の改造は難しそうです。
最大同時発音数は不明ですが16~32くらいでしょうか。
プリセットの音色はそれほど悪くは無いですが、聞いた感じサンプリングレートが低い感じがします。Microsoft GS Wavetable SW Synthに近い感じです。
ピアノの音色は割とまともですが、リズム音色が少し残念です。



「SAMSUNG 434  K4S643232H-UC60」 SAMSUNG K4S281632I-UC75 512k*32bit*4bank 64Mbit SDRAM
DSP用のSDRAMです。

「29LV160TE-70PFTN」 富士通 29LV160TE-70PFTN 2M*8bit 1M*16bit 16Mbit NANDフラッシュメモリ
カラオケデータ用のフラッシュメモリでしょうか。


「C3ZBP0000005 3525M15」 メーカー不明 容量不明
おそらくPCMサンプルデータでしょう。


「AKM AK4565VF」 AKM AK4565 20bit ステレオADC / DAC


・基板裏面



・キー入力基板









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