2023年4月8日土曜日

モバイルメイトSの分解

 

電子機器の分解一覧


モバイルメイトSの分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


電子機器分解シリーズです。

本機は電話回線を通じて馬券を投票できるシステムのようです。


ICの生産年は1999,2000年台が多いです。

CPUは日立のHD64180 (HD64180ZFS8X)が入っていました。
汎用ロジックICは少なく、ゲートアレイでまとめられています。




「MX23C4000MC-12 6383701000 1P1229B3」 Macronix 512K*8bit 4Mbit MaskROM
「TC55257DFL-85L」 東芝 32K*8bit 256Kbit SRAM 2個



「Tamra 6383601000 SLA919FF1H」 詳細不明 ゲートアレイ?




「MSM6879A」 OKI 不明
「MSM65518B-011」 OKI  OLMS65Kシリーズ ワンチップマイコン



カートリッジ部
「SST29EE020」 SST 256K*8bit 2Mbit ページモードEEPROM
「29F040C-90」 富士通 512K*8bit 4Mbit フラッシュメモリ








2023年4月7日金曜日

CASIO MD-10 FLOPPY DISK DRIVE UNITの分解

 

電子機器の分解一覧


CASIO MD-10 FLOPPY DISK DRIVE UNITの分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


ワープロ分解シリーズ番外編です。

カシオのワープロ「CASIOWORD」シリーズの初期モデルで使用できるFDDユニットです。
初期のCASIOWORDにはFDDが搭載されておらず、内蔵RAMまたはRAMパックなどで文書を保存しています。
拡張コネクタに本機を接続することで、CASIO独自規格のフロッピーディスクに文書を保存することができるようです。






「μPD80C42C 050」 NEC 8ビットマイコン
「μPD65003C025」 NEC  400ゲート CMOS-2シリーズゲートアレイ

ワープロ本体側にはFDCが無く、このユニット内のマイコンとゲートアレイでFDCを構成しているようです。




ヘッドは片面のみで、ヘッドの移動はロータリアクチュエータ方式となっています。
ロータリアクチュエータ方式のヘッド駆動FDDはこれまで見たこともなかったため、少し驚きました。

話はそれますが、今のHDDのヘッド駆動部はロータリアクチュエータ方式となっていますが、初期のHDDの場合リニアアクチュエータ方式のものもありました。
ロータリアクチュエータ方式ほうがヘッドの移動が高速なため、リニアアクチュエータ方式が廃れていったのでしょう。

このFDDのヘッドの見た目はカセットテープのヘッドそっくりなので、ここでも低価格化の工夫をしているのでしょうか?
また、クイックディスクみたく片方のみにしかヘッドが付いていません。裏返すことで両面記録することができます。
ロータリアクチュエータ方式かつ片ヘッドドライブのため、フロッピーディスクのカートリッジのヘッド穴が不思議な形状となっています。

対応メディアは「CASIO SD-1」という独自規格のフロッピーディスクとなっています。
容量やフォーマットもわからないため、ワープロ以外での用途は厳しいでしょう。






東芝 Rupo JW95Hの分解

 

電子機器の分解一覧


東芝  Rupo JW95Hの分解

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ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1989年台が多いです。

CPUは沖電気工業の8086 (MSM80C86A-10RS)が入っていました。
汎用ロジックICは比較的に少なく、ゲートアレイでまとめられています。





「TC110G32AF 0102」 東芝 32000ゲート TC110Gシリーズゲートアレイ
「TC514256AZ-10」 東芝 DRAM 256K*4bit 1Mbit 4個
「MB81461-12」 富士通 DPDRAM 256K*4bit 1Mbit 2個
「DC0589PB061 TC534000P B061」 東芝 512K*8bit 4Mbit MaskROM
「DC0589PB062 TC534000P B062」 〃




「TMP82C54P-2」 東芝 PIT
「TOSHIBA DC2234P465A」 富士通 ゲートアレイ
「DC0589PB057 TC534000P B057」 東芝 512K*8bit 4Mbit MaskROM
「DC0589PB059 TC534000P B059」 〃
「TC534000P 9035」 〃
「TOSHIBA DC0589PB056-161」 NEC μPD23C4001E? 512K*8bit? 4Mbit? MaskROM
「TOSHIBA DC0589PB058」 富士通 MB834000-20? 512K*8bit? 4Mbit? MaskROM
「TOSHIBA DC0589PB060」 SHARP LH53100B? 512K*8bit? 4Mbit? MaskROM




「TC8566F」 東芝 VCO入りFDC

TC8566はTC8565にデータセパレータを追加したFDCであり、外付けのVFOが不要なため採用例が多いです。
TC8565はというとμPD765と同じコマンドが使えるので再利用はできそうです。





東芝のワープロ「Rupo」シリーズは標準でデバッグモードが用意されていることが多いです。
基板左下の「DBG」をショートさせるとデバッグモードに入れます。






NEC 文豪MINI5SX PWP-5SXの分解

 

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NEC 文豪MINI5SX PWP-5SXの分解

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ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1991年台が多いです。

CPUはNECのV33A (μPD70136AL-16)とV60(μPD70615GD-16)が入っていました。
汎用ロジックICは比較的に少なく、ゲートアレイでまとめられています。



「μPD72065BGC」 NEC FDC
「NHE-S PCZ80-140」 日立? ゲートアレイ?
「NHE-S PCZ80-146」 日立? ゲートアレイ?

FDCはμPD765系のようです。


「μPD70615GD-16」 NEC V60 32bit プロセッサ
「μPD65027GD071」 NEC CMOS-5V 2340ゲート ゲートアレイ


μPD70615はμPD70616のFRM機能とV20/V30エミュレーションモードを省いたものらしいです。メインの処理はV33Aで行い、アウトラインフォント系の処理はこのV60で行っているようです。



「ALPS CBK0001AA-PTCTS03」  PTCTS  NEC ゲートアレイ プリンタ系?
「TC511664BZ-80」  東芝 DRAM 64K*16bit 1Mbit 3個
「MN42C4256AL-07」  松下 DRAM 256K*4bit 1Mbit 4個
「μPD23C4001EACZ 048」 NEC 512K*8bit 4Mbit MaskROM
「μPD23C4001EACZ 049」 〃
「μPD23C8001GF 376」 NEC 1M*8bit 8Mbit MaskROM
「μPD23C8001GF 377」 〃
「μPD23C8001GF 378」 〃
「μPD23C8001GF 379」 〃




2023年4月6日木曜日

SHARP 書院 WD-A30の分解

 

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SHARP 書院 WD-A30の分解

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ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1992,3年台が多いです。

CPUはカスタムチップで情報が無いです。おぞらくZ80系だと思います。
見事にワンチップ化されています。ここまでくると部品取りとしては少しがっかり感がありますね。



「LZ84141M」 SHARP 詳細不明 CPU+ゲートアレイ?
「LSI LOGIC LH534G05 LH534000」SHARP 512K*8bit/256K*16bit 4Mbit MaskROM
「LSI LOGIC LH5168-10TL」SHARP 8K*8bit 64Kbit SRAM 2個



電源部
リセット回路など



「HD44102CH」 日立 ドットマトリクスLCD カラム ドライバ RAM入り 4個
「HD44105H」ドットマトリクスLCD コモン ドライバ


HD44102はRAM入りということもあり、LCDモジュールの流用が簡単にできます。





CASIO CASIOWORD HW-550JSの分解

 

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CASIO CASIOWORD HW-550JSの分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


ワープロ分解シリーズです。



ICの生産年は1986年台が多いです。

CPUはNECのZ80 (μPD70008C, CMOS)が入っていました。
汎用ロジックICは1つもなく、CPU、ROM、RAM以外のロジックは完全にゲートアレイでまとめられています。
また、片面紙エポ基板化しているため、かなり安価に製造しているようです。



「μPD23C2000C 033」 NEC 256K*8bit/128K*16bit 2Mbit MaskROM フォントROM
「μPD23C2000C 034」 NEC 256K*8bit/128K*16bit 2Mbit MaskROM フォントROM
「μPD23C2000C 156」 NEC 256K*8bit/128K*16bit 2Mbit MaskROM
「HM6264ALSP-15」 日立 8K*8bit 64Mbit SRAM




「μPD65012G059 μPD65012G-059」 NEC 1088ゲート CMOS-4Aシリーズゲートアレイ
「μPD65006G037 μPD65006G-037」 NEC 504ゲート CMOS-4Aシリーズゲートアレイ



LCD部
「HD44102CH」 日立 ドットマトリクスLCD カラム ドライバ RAM入り 4個
「HD44105H」ドットマトリクスLCD コモン ドライバ


HD44102はRAM入りということもあり、LCDモジュールの流用が簡単にできます。






CASIO CASIOWORD HW-110の分解

  

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CASIO CASIOWORD HW-110の分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1985年台が多いです。

CPUはNECのZ80 (μPD70008C, CMOS)が入っていました。
汎用ロジックICはそこそこあり、ゲートアレイ化がまだまだ進みそうです。



「HD614022F C80」 日立  HMCS400シリーズ 4ビットマイクロコンピュータ
「HN613256P CP1」 日立 32K*8bit 256Kbit MaskROM
「HN623301P B47」 日立 128K*8bit 1Mbit MaskROM
「HM6264ALFP-15」 日立 8K*8bit 64Kbit SRAM



「MB64H185」 富士通 C-3900H 3900ゲート ゲートアレイ


LCD部
「HD44102CH」 日立 ドットマトリクスLCD カラム ドライバ RAM入り 4個


「HD44105H」ドットマトリクスLCD コモン ドライバ


HD44102はRAM入りということもあり、LCDモジュールの流用が簡単にできます。





NEC 文豪MINI5ZK PWP-5ZKの分解


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NEC 文豪MINI5ZK PWP-5ZKの分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1995,6年台が多いです。

CPUはNECのV33A (μPD70136AL-16)が入っていました。
汎用ロジックICは比較的に少なく、ゲートアレイでまとめられています。



「CSi HE6-0057」 日立? 詳細不明 ゲートアレイ

この時期からCPUソケットの使用をやめたのでしょうか?





「TC514260BJ-70」 東芝 DRAM 256K*16bit 4Mbit 2個
「μPD42S4260-70」 東芝 DRAM 256K*16bit 4Mbit 2個
「CSi HE6-0053」 日立? 詳細不明 ゲートアレイ




「HN624116FB DC3」 日立 2M*8bit/1M*16bit 16Mbit MaskROM
「HN624116FB DH2」 〃
「TC5316200CF K762」 東芝 2M*8bit/1M*16bit 16Mbit MaskROM



「μPD23C16000WGX 629」 NEC 2M*8bit/1M*16bit 16Mbit MaskROM
「μPD23C16000WGX 630」 〃



「ALPS CBK0019AB-PTCTS28」  PTCTS  NEC ゲートアレイ プリンタ系?
「μPD72068GF」 NEC FDC

FDCはμPD765系のようです。






SHARP 書院 WD-A620の分解


電子機器の分解一覧


SHARP 書院 WD-A620の分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。


ワープロ分解シリーズです。


ICの生産年は1990年台が多いです。

CPUはNECのFDC入りV40(μPD70250GJ-10)が入っていました。
汎用ロジックICは少なく、ゲートアレイでまとめられています。



「SC65044GD039 μPD65044GD-039」 NEC CMOS-5 4440ゲート ゲートアレイ


「CS65031G429 VHI65031GF429 μPD65031」 NEC CMOS-4 3575ゲート ゲートアレイ
「SHARP LZ95D15」 SHARP 詳細不明 


「HM51540ZP-12XL」 日立 DRAM 256K*4bit 2個
「MCM514256AZ10」 モトローラ DRAM 256K*4bit 2個
「HM53461ZP-12」 日立 マルチポートビデオDRAM 64K*4bit 2個
「LH538035 LH538000」 SHARP 1M*8bit/512K*16bit MaskROM
「LH538037 LH538000」 SHARP 1M*8bit/512K*16bit MaskROM
「SHARP SC238000SHH」 不明 1M*8bit/512K*16bit? MaskROM
「SHARP SC62308BPC10 HN62308BP-C10」 日立 1M*8bit MaskROM



基板裏にはFDC付きV40があります。



FDDはミツミのD357Bが入っていました。
YAMAHAのV50に入っているタイプと同等のもののようです。
電源用コネクタが無いので、MSX等で使用したい場合には基板のパターンカットなどする必要があります。




KOKUYO SATZ IMAGE BRAIN NS-IB1の分解


電子機器の分解一覧


KOKUYO SATZ IMAGE BRAIN NS-IB1の分解

注意:この記事の内容を鵜呑みにし、事故や損失を招いた場合でも当方は一切の責任は負いかねます。自己責任でお願いします。

この機器は名刺などをスキャナーで取り込んでフロッピーディスクに保存することができます。



ICの生産年は1992年台が多いです。

CPUはNECのV50 (μPD70216C-10)が入っていました。
汎用ロジックICは少なく、1つのゲートアレイでまとめられています。

「SANYO HG62F43R96FL」 日立 4309ゲート HG62Fシリーズゲートアレイ
「μPD72068GF」 NEC FDC
「HD63183FP」 日立 イメージデータ エンコーダ/デコーダ
「SANYO TC531024F-15-K502」 東芝 64k*16bit MaskROM 
「TC518128AFL-10」 東芝 128k*8bit PSRAM 2個 (基板裏にもう一個あります)
「ATT7C256BF-10L」 AT&T 32k*8bit SRAM 2個 (基板裏にあります)

FDCはμPD765系のようです。


「DF314H009A」 ALPS FDD


LCD部
「MSM5299A」 沖電気工業 ドットマトリクスLCD セグメントドライバ 
「MSM6598」 沖電気工業 ドットマトリクスLCD コモンドライバ 


スキャナー部






おわり

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